大学の同期の須藤絢乃さんの谷崎潤一郎作品をモチーフにした「てりはのいばら」 展を観に行ってきました。
着彩写真とかが好きな自分にとっては個人的にむっちゃツボな作品。
それにしても作品に使われてる昔の着物みて思ったのが古い着物って新しい着物にはない魅力があるよね。
どうやったらあの味を新品の着物にも出せるんだろうか。
自身や被写体の性別を超えた変身願望や理想像を写真に納め、絵画と写真の狭間にあるような平面作品を発表している須藤絢乃。2014年キヤノン写真新世紀グランプリを受賞した「幻影 Gespenster」を披露した同記念館での個展から約3年、セルフポートレートのみで構成された新作を発表する。
今回の新作「てりはのいばら」は、谷崎潤一郎の代表作である『細雪』の作中に登場する蒔岡姉妹をモチーフにしたセルフポートレート。作品中にはかつて谷崎が実際に住んでいた打出の家(富田砕花旧居)や、愛用の家具が登場。 衣装は、船場をルーツに持つ須藤の祖母が大切にしてきた着物や小物を用い、大阪・阪神間で育った須藤が『細雪』を通して見た阪神間モダニズム、そして近代の女性像を自らが被写体になり体現してゆく作品となっている。
●会期
2016年11月9日(水)~12月10日(土)
10:00~17:00(入館は16:30まで、最終日15:00まで)
●会場
芦屋市谷崎潤一郎記念館 ロビーギャラリー
入館料 一般400円 大・高生300円 中・小生無料