着物の仕事をしていて、髪を切りに行くたびに来年成人式の美容院のアシスタントの子にいつも聞かれるのが振袖の選び方。毎年毎年、話をしていて単純に振袖選び方の中にも女友達同士の見えない戦略があるなと思うことが多いなと思ったので、振袖選びの戦略をまとめてみました。
女友達とかぶりたくないという方は参考にどうぞ。
①早い時期から振袖を選ぶ
どのような振袖があるかはその時の縁次第。在庫がない現品限りの振袖もあるので購入にしてもレンタルにしても仮予約をして置くのがベストです。特に地域の呉服屋さんの場合、成人式の会場でお客さん同士の振袖が被らないように1着だけ仕入れることをされているので、迷ったときはとりあえずキープするのがベター(呉服屋さんには嫌がれるかもしれませんが)
②必ずSNSに載せる
振袖が決まった、あるいはまだ迷っているけど色だけは決めたっていうときはすぐSNSに載せる。
誰もが仲のいい友達と似た振袖を成人式で着たいと思っている人は少ないはず。仲良しグループで被っていたら気まずさ半端ない。
試着している様子でも、反物を肌に合わせている様子でも良いのでSNSにアップしましょう。LINEで友達に送りましょう。
自分こそがこの色!ってのがあれば友達にこそアピールするとよいです。赤は皆が選ぶ色なので、外しで黄色!って選んで黄色がかぶった時のテンションは下がります。
実際SNSの普及とともに赤一辺倒から色にバラツキが増え、いろんな色の振袖を作るようになってるのでSNSはホント大事です。
③前撮り写真と成人式を迎えるときはアレンジを変える
SNSでアップした時に友達への牽制になる反面、同時に起こるのが真似っ子の存在。特に成人式の前撮り写真を早い時期に撮影しアップしていると真似されることが多いみたいです。
真似されるってことはそれだけセンスがいいって言うことなので悪いことではないですが気分が良いものではないと思います。前撮り写真はSNSには載せないようにするのもひとつの手ですが成人式当日は前撮り写真を撮影したときから気に入らなかった点を修正して当日を迎えるとよいです。
一番、やりやすいのがヘアセットだと思いますが、個人的には成人式に視察に行くと、生花を髪飾りにしている子が特に目立っていたのが印象的で、自分のイメージや振袖に合わせてアレンジできて当日を盛り上げてくれるのでお薦めです。事前にしっかりと美容師や花屋さんと打ち合わせが必要です。
以上が着物デザイナーが美容師のアシスタントの子たちにアドバイスしていたことから見えた成人式の振袖を選ぶための戦略です。
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