先週、新卒の20歳の子が入社しました。
20歳になったばかりいうことで、彼女はおそらく日本で1番若い着物デザイナーではないかと思う(正式にはまだアシスタントですが)
数年前、少しでも目立つようにと名刺とサイトに平均年齢24.8歳、自称、世界で1番若い着物デザイン事務所とキャッチフレーズにしてたのは青い思い出。何の効果もなかったよ…今思うとなんで世界一という発想が出たのかも謎。たぶん、着物で日本一若いなら、世界でも一番的なスケール大きくしたかったのだろうけど。
ただ、今の時代、minneやiichiもあるし、ネットを駆使したら簡単に着物が作れる時代になってる。もしかしたら、もっと若い着物デザイナーが生まれているかも知れない。少なくとも既に誰でも着物デザイナーになれる時代にはなってる。
実際、うちがサポートしてオリジナルの着物や浴衣を作ったデザイナーもいる。
着物業界は人を一から育てるだけの余力がない業界やけど、それでも既存のマーケットではない所で新しい波は生まれてると思う。
でも、視点が変わればウェブの世界では、新しい着物デザイナー、着物ブランドが生まれてる。
うちも正直余力があるとは言えないし、懐事情も厳しめだけど、何かに挑戦し続けること、続ける事を辞めた時点で、うちも今までの着物業界と同じやし、自分たちより下の世代、将来新しく着物に飛び込んで来る人達に、つまらないやつやと思われるやろなと思い、ワクワクすることに挑戦し続けるために、縁があって参加してもらうことになりました。
目下の課題は、どうすれば最短で職人的なノウハウを持った森林堂ならではの着物デザイナーとして、一人前にすることができるかロジカルに取り組むこと。
そんな感じで森林堂は4月から、新しい子が入った分、益々気張っていきます。なんかあれば声かけてください。割とフットワーク軽く仕事していきます。
追記:入社半年後、解雇することになりましたのでなぜ半年で解雇に至ったかの続きはこちらから。
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